電位治療の副作用はある?電位治療器に身体的危険性はあるのか解説

2019.02.28

電位治療の副作用

電位治療とは交流電界または直流電界の中に人体を置き一定の電位を与えることで、治療を行うには医療機器や家庭用機器が主に使われます。

医薬品医療機器法で認められた効能・効果には、頭痛、肩こり、不眠症及び慢性便秘の改善・緩和があります。

しかし、この電位治療に副作用はないのでしょうか?

電位治療の副作用の前に

まず前提として電位治療器にはさまざまなものがあります。

そのため、厚生労働省認可のものを前提として副作用について解説します。

また、厚生労働省認可のものでも中古販売業者や個人売買などで購入したものについては機器の改造などが行われている可能性もあるので使用は控えるようにして下さい。

電位治療の副作用

電位治療は、原因がはっきしりしない症状である、頭痛・肩こり・便秘・不眠に改善効果のある治療器です。

生活習慣によって身体バランスが崩れることで現れる不調に対して、身体を周辺環境に対して高電位にすることで発生する電場により治療効果を発揮させます。

この電位治療器は、セルフケアのために使用される医療機器なのですが、心臓病と診断され、日常の過激な運動を制限されている人の使用はできません。

他にも、ペースメーカー、植込み型除細動器などの電磁障害の影響を受けやすい体内植込み型の医療機器を使用している人、携帯式心電図記録器などの医療機器を装着している人も同様です。

一般的な厚生労働省認可の電位治療器には、副作用はほとんどありません。

体の周りを高電位に維持するために使われる電流はごく微量のため人体への影響は少ないのです。

薬のように体内に入れるものではないので、逆に体調を整えるためにも毎日の利用がおすすめです。

ただし、電位治療器を使用することで、稀に「通電反応」という一過性の生体反応が現れることがあります。

主に、体調、食事内容などによって起こる、頭痛やだるさ、かゆみといった症状です。

このような症状は一過性のものなので、時間の経過で自然と回復するのですが、この通電反応が治まらないような場合は、他の病気が原因で起こっている可能性があるので、医師に相談するようにして下さい。

電位治療器を使用することができない人

電位治療器は、全ての方が使用できるものではありません。

以下の疾患や症状がある方は使用することができません。

  • ペースメーカーを使用されている方
  • その他植込み型除細動器、植込み型医用電気機器を使用されている方
  • 装着形の医用電子機器を使用している方(心電計など)
  • 心臓病などで激しい運動を制限されている方
  • 体力が極度に弱った方
  • 重篤と思われる疾患・症状の方
  • 妊娠中毒症の方
  • 発熱性・出血性疾患の方

今現在これらに該当する疾患や症状がある方は電位治療器を使うことができないので注意が必要です。

電位治療器の使用確認が必要な方

電位治療器を使用する前に、医師へ確認する必要がある方もいます。

  • 心臓に障害のある方
  • 悪性腫瘍のある方
  • 妊娠初期の不安定期の方
  • 出産直後の方
  • 急性炎症症状のある方
  • 安静を必要とされている方
  • 急性疾患のある方
  • 糖尿病の方
  • 知覚障害のある方
  • 体温が38℃以上の方

これら1つでも該当する項目のある方は、使用前に医師に相談するようにして下さい。

怪しい電位治療器には注意

冒頭でも説明したように、インターネットで検索するとさまざまな医療機器が見つかります。

魅力的な効果や効能をうたっていたり、口コミが紹介されていたり、効いたという体験談が載っていたりすることもあります。

もちろんこれらを参考にするのは良いですが、一番大事なのは、その機器が厚生労働省の認可や「信頼と安心」の製品を選ぶ目安となるマーク“HAPIマーク(一般社団法人日本ホームヘルス機器協会)”などがしっかりと明記されていることです。

これらの明記が一切ないような怪しい製品は、副作用の危険性があるだけでなく、カラダそのものを壊しかねないので注意してみるようにして下さい。